セカンドオピニオンって失礼じゃない?歯医者に伝えるときのコツをやさしくご紹介2025.04.24
「セカンドオピニオンをお願いしたら、先生に悪いかも…」と心配になる方は少なくありません。
それでも、歯医者で治療を受けるのは患者さん自身。納得したうえで進めたいと思うのは、ごく自然な気持ちです。
特にインプラントや矯正など、期間も費用もかかる治療では、迷いが出てくるのも無理はありません。
本記事では、セカンドオピニオンの伝え方のコツやタイミングについてやさしくご紹介します。
目次
セカンドオピニオンとは?

セカンドオピニオンとは、今診てもらっている歯医者さんとは別の先生に、治療内容について相談することです。
「この治療で本当にいいのかな?」「他にも選択肢はあるのかな?」と感じたときに、他の意見を聞くことで判断材料が増えるという考え方です。
特に、インプラントや矯正などの専門的で費用がかかる治療では、セカンドオピニオンが役立つ場面も多くあります。
歯医者さんによって治療の進め方が違うこともあるので、ほかの視点を持つことで、自分に合った方法が見つかるかもしれません。
そして、セカンドオピニオンを受けることは患者さんの大切な権利です。
「言い出しにくいな…」と感じる必要はありません。納得して治療を受けるためのひとつの手段として、やさしく考えてみてください。
歯医者にセカンドオピニオンを伝えるのは失礼?
「セカンドオピニオンをお願いしたら、気を悪くされるかも…」と心配になる方も多いかもしれません。
それでも、自分が納得できる治療を受けたいと思うのは、ごく自然な気持ちです。
嫌がられる?実際はそんなことありません
「セカンドオピニオンって、歯医者さんに言ったら失礼かな…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
実際、「どうやって伝えたらいいのかわからない」「主治医に言いづらい」と感じている人は少なくありません。
セカンドオピニオンを聞くことは患者としての大切な権利です。
治療を受けるのは患者自身ですから、きちんと納得してから進めたいと考えるのは、まったく自然なことです。
もちろん、急に別の歯医者に相談するのは気が引けるかもしれませんが、内緒で行動してしまうと、後から治療内容の共有がスムーズにできないこともあります。
むしろ、率直に伝えることで、お互いに信頼感をもったまま、よりよい治療につなげることができますよ。
信頼できる歯科医院ほどウェルカム
「セカンドオピニオンを希望したら、嫌な顔をされるかも…」
そんな心配をされる方もいますが、実はしっかり信頼できる歯科医院ほど、そうした希望を受け入れてくれます。
歯科医師によって得意な治療や考え方が違うこともあるので、「他の先生の意見も聞いてみたい」と思うのは自然なことです。
患者さんの不安な気持ちを理解している歯医者さんなら、「ぜひ聞いてみてくださいね」とあたたかく送り出してくれることもあります。
あなたの気持ちに寄り添ってくれる歯科医院と出会えると、治療そのものにも安心して向き合えるようになります。
こんなときはセカンドオピニオンを検討しよう
治療について少しでも迷いや不安を感じたときは、他の先生の意見を聞いてみるのもひとつの方法です。
ここでは、セカンドオピニオンを考えてみても良さそうな場面をご紹介します。
高額・長期の治療をすすめられたとき
インプラントや矯正治療など、費用が高くて治療期間も長いものを提案されたときは、少し立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。
「この治療って本当に必要なのかな?」「もっと自分に合った方法があるのでは?」と迷ったときには、他の歯科医の意見を聞いてみるという選択もあります。
例えば、ある歯医者では「抜歯が必要」と言われたけれど、別の歯医者では「歯を残して治療できる」と言われることも実際にあります。
治療内容や費用の感じ方は人それぞれですし、歯科医院ごとの考え方も違います。
だからこそ、納得して治療を受けたいと思ったら、セカンドオピニオンを上手に活用することもひとつの方法です。
他の選択肢も見てみたいと感じたとき
治療中の説明を聞いて、「他にも治療の選択肢があるのか知りたいな」と感じることはありませんか?
歯医者さんによって、治療方針や得意とする分野、使っている機器などが少しずつ違うため、同じ症状でも違う提案をされることがあります。
「なるべく歯を削らずに治療したい」と思っている方にとっては、マイクロスコープを使って精密に治療している歯科医院の意見が役に立つこともあります。
「ちょっと気になる」「他の方法も知ってみたい」と思ったときは、セカンドオピニオンを受けるチャンスかもしれません。
説明が不十分でモヤモヤしているとき
治療の説明を聞いたあとに、「何となく分かった気はするけど、本当にこのままで大丈夫かな…」とモヤモヤした気持ちが残ってしまうことはありませんか?
特に、専門用語が多かったり、説明が早口だったりすると、聞きたいことを聞けないまま診察が終わってしまうこともありますよね。
そんなときは、別の歯医者さんにゆっくり相談してみるというのも、安心につながる方法です。
セカンドオピニオンでは、「今の治療が本当に自分に合っているか」「他に方法はないのか」など、客観的な視点で話を聞いてもらえるのが大きなメリットです。
セカンドオピニオンのメリット
セカンドオピニオンを受けると、治療についての考えを整理できたり、他の選択肢に気づけたりすることがあります。
ここでは、ちょっと気持ちがラクになるようなメリットをいくつかご紹介します。
治療法や費用を比較できる
歯医者さんによって、治療の進め方や考え方には違いがあることをご存じですか?
例えば、「この歯は抜いたほうがいい」と言う先生もいれば、「もう少し様子を見てみましょう」と提案してくれる先生もいます。
治療法が違えば、使う材料や通院回数、治療費用にも差が出てくることがあります。
そんなときにセカンドオピニオンを受けると、ほかの先生の意見や方針を知ることができるので、「本当に自分に合っているのはどの方法だろう?」とじっくり考えるきっかけになります。
費用面や治療期間もふまえて、納得した上で選べることが、セカンドオピニオンの大きなメリットです。
別の視点が入ることで判断材料が増える
治療の説明を受けただけでは、ちょっと迷ってしまう…そんなときにも、セカンドオピニオンは心強い選択肢になります。
歯科の先生にも得意分野や治療スタイルがあり、考え方が異なることはよくあります。
ある先生は「まずはしっかり削って治しましょう」と言うかもしれませんし、別の先生は「なるべく削らずに残しましょう」とアドバイスしてくれるかもしれません。
また、CTやマイクロスコープなどの設備が整っている歯科医院では、より細かく状態を確認できることもあります。
治療方針の違いを知ることで、自分に合った治療を見つけるためのヒントが増えるのです。
セカンドオピニオンの注意点

セカンドオピニオンを受けることで安心につながる一方で、あらかじめ知っておいたほうがいい注意点もいくつかあります。
後から戸惑わないように、ゆっくり確認しておくのがおすすめです。
時間や費用の負担がかかるケースもある
セカンドオピニオンは、保険が使えない自由診療になることが多く、治療費用が全て自己負担になる場合があります。
歯科医院によって金額はさまざまですが、30分の相談だけでも1〜2万円ほどかかることもあります。
また、相談を受ける前には紹介状をお願いしたり、予約を取ったりと、時間や手間がかかることも。人気の歯科医院だと、診てもらえるまでに数週間かかるケースもあります。
もし痛みが強かったり、早めの処置が必要な状態なら、待っている間に症状が進んでしまう可能性もあるため注意が必要です。
意見が割れると逆に迷ってしまうことも
セカンドオピニオンでは、今通っている歯医者さんとは違う考え方や治療法を提案されることがあります。
例えば「この歯はもう残せないかもしれない」と言われていたのに、「まだ様子を見てみましょう」と言われたり…。
意見が食い違うと、「どっちを選べばいいの?」とかえって迷ってしまうこともあるかもしれません。
もちろん、様々な視点を知るのはとても大切なことですが、情報が増えることで判断が難しく感じてしまうこともあります。
そんなときは、「なにを優先したいのか」「どんな治療が自分に合っているか」をゆっくり整理しながら考えてみることが大切です。
不安な気持ちをやわらげるためにも、丁寧に話を聞いてくれる歯医者さんを選ぶことがポイントになります。
大樹歯科治療院のスタンス
大樹歯科治療院では、ひとりひとりが安心して治療を選べるように、わかりやすい説明と丁寧な対応を大切にしています。
セカンドオピニオンについても、自然なこととしてやさしく受け止めています。
セカンドオピニオンもOK。納得の治療を一緒に考えます
大樹歯科治療院では、セカンドオピニオンを希望されることを自然なことだと受けとめています。
「このまま治療していいのか不安」「ほかの歯医者さんの意見も聞いてみたい」——そんな気持ちがあるときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。
治療は、患者さんご自身が納得して受けることがとても大切です。
そのため、当院ではいきなり治療を始めるのではなく、お話をよく伺いながら、一緒に方針を考えていくことを大事にしています。
ちょっと立ち止まって考えたいときも、選択肢のひとつとしてセカンドオピニオンを取り入れることはとても良いことだと考えています。
ご希望があれば、紹介状の作成なども対応しておりますので、どうぞお気軽にお声かけください。
削らない・痛くない・丁寧な説明がモットーです
大樹歯科治療院では、できるだけ歯を削らないこと、なるべく痛みの少ないこと、そして丁寧な説明をすることを大切にしています。
例えば、小さな虫歯であればすぐに削らず、歯科用の顕微鏡(マイクロスコープ)を使って、必要最小限の処置だけを行うようにしています。
「麻酔の注射が苦手…」という方にも、できるだけ痛みを感じにくくする工夫をしていますので、ご安心ください。
また、治療内容はできるだけわかりやすく、やさしい言葉で丁寧にご説明するように心がけています。
「何をされるのかわからないまま治療されるのは不安…」という気持ちに寄り添いながら、安心して通っていただけるような医院づくりを目指しています。