歯医者の保険適用はどこまで?どんな治療が対象になるのか詳しく解説2025.03.25

歯科治療には、保険が適用されるものと自費で受けるものがあります。
保険診療は、虫歯の詰め物や被せ物、入れ歯、抜歯など、基本的な機能回復を目的とした治療が対象です。
一方で、見た目を整えたり、より快適にするための治療は保険の対象外となることが多く、自費診療となります。
歯科治療の選択肢を知っておくことで、自分に合った方法を見つけやすくなります。
本記事では、歯科治療の保険適用について詳しく解説します。
目次
歯科治療の保険適用とは?
歯科治療には保険診療と自費診療(自由診療)の2種類があります。
保険診療は、歯の機能を回復するための基本的な治療が対象で、費用の負担が少ないのが特徴です。
自費診療は、見た目や耐久性を重視した治療が選べますが、全額自己負担になります。
保険診療と自費診療の違い
歯科治療には保険診療と自費診療(自由診療)の2種類があります。
保険診療は、公的医療保険が適用される治療で、歯の機能を回復するために必要な最低限の処置が対象です。
自己負担は1〜3割で済みますが、使用できる材料や治療法には制限があります。
一方で、自費診療は、より見た目や耐久性を重視した治療や、最新の技術を使った治療が含まれます。
自費診療は全額自己負担となりますが、素材の選択肢が増え、より精密な治療を受けられるのが特徴です。
【保険診療と自費診療の主な違い】
保険診療 | 自費診療 | |
費用負担 | 1〜3割 | 全額自己負担 |
目的 | 歯の機能回復(最低限の治療) | 見た目・耐久性・快適性を重視 |
詰め物・被せ物 | 銀歯、プラスチック製の白い詰め物 | セラミック、ジルコニアなど |
入れ歯・ブリッジ | 基本的な入れ歯・ブリッジ | 薄い金属床義歯、ノンクラスプデンチャー |
矯正・インプラント | 原則適用外(例外あり) | 基本的にすべて自費 |
併用の可否 | 原則NG(例外あり) | 可能 |
また、保険診療と自費診療を同時に受けることは原則としてできません。
例えば、保険の銀歯を選びつつ、一部だけ自費診療のセラミックを使うといったことは認められていません。
ただし、「保険外併用療養費制度」の対象になる場合は、一部を保険適用で、一部を自費で受けることが可能です。
どんな治療が保険適用になる?
保険が適用されるのは、歯の機能回復のために必要な基本的な治療です。
見た目や快適さを優先する治療は含まれません。
【主に保険適用される治療】
✅ 虫歯治療(詰め物・被せ物)
- プラスチック(コンポジットレジン)の詰め物
- 金銀パラジウム合金(銀歯)の被せ物
- CAD/CAM冠(条件付きで白い被せ物も可)
✅ 根管治療(歯の神経を取る治療)
- 虫歯が進行して神経まで達した場合に適用
- 薬剤や機材の選択肢に制限あり
✅ 入れ歯・ブリッジ・抜歯
- プラスチック製の入れ歯
- 金属を使ったブリッジ
- 親知らずを含む抜歯(条件あり)
✅ その他の基本的な治療
- 歯周病治療(歯石除去、歯ぐきの処置)
- 歯のクリーニング(歯周病の治療目的の場合)
【保険が適用されない治療】
❌ 審美目的の治療(ホワイトニング、セラミックの被せ物など)
❌ インプラント(歯を失った場合の人工歯根治療)
❌ 矯正治療(基本的に自費だが、顎変形症などの医療上の理由がある場合は保険適用)
❌ 金属を使わない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)
治療によっては、歯科医院ごとに扱う素材や方法が異なるため、「保険でどこまでできるのか」をしっかり確認することが大切です。
保険適用の治療内容
歯の治療には、保険が適用されるものと自費になるものがあります。
保険が使えるのは、虫歯や歯周病の治療、抜歯、詰め物や被せ物、入れ歯など、基本的な機能を回復する治療です。
ただし、見た目や快適さを重視する治療は対象外になることが多いので、事前に確認しておくと安心です。
虫歯の詰め物・被せ物
虫歯の治療では、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を使って、削った部分を補います。
保険が適用されるのは、歯の機能を回復させるために必要な最低限の治療です。そのため、使える素材や治療方法には制限があります。
【保険適用の詰め物・被せ物】
✅ コンポジットレジン(白い詰め物)
- 小さな虫歯に使われるプラスチック素材
- 時間が経つと変色やすり減ることがある
✅ 金銀パラジウム合金(銀歯)
- 奥歯によく使われる金属の詰め物・被せ物
- 丈夫で長持ちするが、銀色なので目立ちやすい
✅ CAD/CAM冠(特定の条件で白い被せ物が保険適用)
- 奥歯の一部や前歯に使えるプラスチック製の白い被せ物
【保険が適用されない詰め物・被せ物】
❌ セラミックやジルコニア(自然な白さで見た目がきれい)
❌ ゴールドクラウン(フィット感がよく、耐久性に優れる)
保険診療の詰め物・被せ物は費用を抑えながら機能回復ができるのがメリットですが、見た目を重視したい場合は自費診療を選ぶ方もいます。
神経を抜く治療(根管治療)
虫歯が進行して歯の神経(歯髄)が感染してしまうと、神経を取り除く「根管治療」が必要になります。
根管治療をすることで、歯を抜かずに残すことができます。保険診療でも根管治療は可能ですが、使える材料や方法に制限があります。
【保険適用の根管治療】
✅ 基本的な根管治療(神経を取り、薬剤を詰める)
✅ 金属製の土台(メタルコア)を使う場合
【保険が適用されない根管治療】
❌ マイクロスコープを使った精密な根管治療(細かい部分までしっかり確認できる)
❌ ファイバーコア(土台がしなやかで歯に優しい)
保険診療の根管治療は、基本的な機能回復を目的としているため、治療回数が増えたり、長持ちしにくい場合もあります。
できるだけ歯を長持ちさせたい場合は、自費診療の精密治療を選ぶ方もいます。
入れ歯・ブリッジ・抜歯の保険範囲
歯を失ってしまった場合、入れ歯やブリッジを使って噛む機能を回復します。
また、虫歯や歯周病が進行して抜歯が必要になった場合も、保険適用で治療を受けられます。
【保険適用の治療】
✅ プラスチック製の入れ歯(総入れ歯・部分入れ歯)
- 比較的安価で作れるが、厚みがあるため違和感を感じることも
✅ 金属のバネを使った部分入れ歯
- しっかり固定できるが、バネが見えることがある
✅ 金属製のブリッジ(両側の歯を削って支える固定式の人工歯)
- しっかり噛めるが、支えにする歯への負担が大きい
✅ 親知らずを含む抜歯
- 基本的な抜歯は保険適用
- 難しい症例(埋まっている親知らずの抜歯など)は追加費用がかかることも
【保険が適用されない治療】
❌ ノンクラスプデンチャー(目立たない入れ歯)
❌ 金属床義歯(薄くて違和感の少ない入れ歯)
❌ インプラント(顎の骨に人工歯を埋め込む治療)
保険診療の入れ歯やブリッジは、費用を抑えて噛む機能を回復できるのがメリットですが、見た目や装着感をより重視する場合は、自費診療の選択肢も考えられます。
保険が適用されない治療とは?
歯の治療には、保険が適用されるものと適用されないものがあります。
保険が使えるのは、噛む機能を回復するための基本的な治療が中心です。
一方で、見た目を整えたり、より快適にすることを目的とした治療は対象外になることが多く、インプラントやホワイトニング、ほとんどの矯正治療は自費診療となります。
インプラントはなぜ保険外?
インプラントは、失った歯の部分に人工の歯根を埋め込み、その上に被せ物をする治療です。
見た目が自然で、しっかり噛めるのが特徴ですが、基本的に保険の対象にはなりません。
【インプラントが保険適用外の理由】
✔ 見た目や噛み心地の改善が目的とされるため
✔ 手術が必要で、使用する材料や技術が高度なため
✔ 保険診療では「最低限の機能回復」が基準となるため
ただし、病気や事故で顎の骨を大きく失った場合や、先天的な疾患で骨がうまく成長しなかった場合など、特定のケースでは保険が適用されることもあります。
一般的な保険診療では、入れ歯やブリッジが選択肢になります。
ただし、インプラントは違和感が少なく、周囲の歯に負担をかけないため、見た目や快適さを重視する方に向いています。
矯正治療の一部は保険適用?
矯正治療は、歯並びを整えるための治療ですが、ほとんどの場合、保険が適用されません。
なぜなら、矯正は見た目の改善を目的とすることが多いためです。ただし、噛み合わせや健康に影響がある場合は、一部のケースで保険が適用されます。
【保険が適用される矯正治療】
✔ 顎の変形(顎変形症)による矯正
✔ 唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)など、先天的な疾患の治療
✔ 噛み合わせの問題で食事や発音に支障がある場合
一方で、見た目を良くするための矯正(審美目的の矯正)は保険適用外で、費用は数十万円〜100万円以上かかることもあります。
矯正治療を検討する際は、保険の対象になるかどうかを歯科医院で確認し、自分に合った治療方法を相談することが大切です。
ホワイトニングは保険が使えない?
ホワイトニングは、歯を白くするための治療ですが、基本的に保険は適用されません。
虫歯や歯周病の治療ではなく、見た目を整えるための施術だからです。
【ホワイトニングが保険適用外の理由】
✔ 歯の色は機能に影響しないため、保険の「最低限の治療」に含まれない
✔ 使用する薬剤や機材が特別なもので、審美目的とされるため
ホワイトニングには歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」の2種類があります。料金は1回あたり2〜5万円程度が一般的です。
ただし、歯の黄ばみが気になる場合でも、歯のクリーニング(歯石や着色の除去)であれば保険が適用されることもあるので、まずは相談してみるとよいでしょう。
治療費を抑えるための工夫

(Altテキスト:歯医者の保険適用はどこまで?)
歯の治療費は、どんな治療を選ぶかや普段のケアの仕方で大きく変わります。
保険診療と自費診療を上手に使い分けることで、費用を抑えながら必要な治療を受けることができます。
また、虫歯や歯周病を予防すれば、将来の治療費を減らすことも可能です。
保険診療と自費診療を賢く選ぶコツ
歯科治療では、保険診療と自費診療をどう選ぶかで、治療の内容や費用が大きく変わります。それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて適切に選ぶことが大切です。
保険診療が向いているケース
✅ 費用を抑えたい
✅ 最低限の機能回復で十分
✅ 奥歯など、目立たない部位の治療
例: 銀歯やプラスチックの詰め物、基本的な入れ歯・ブリッジは保険診療でカバーされます。
自費診療が向いているケース
✅ 見た目を自然にしたい
✅ 耐久性の高い治療を希望
✅ より精密な技術で治療したい
例: セラミックの詰め物や被せ物、違和感の少ない入れ歯、矯正治療などは自費診療になります。
長期的な視点で選ぶ
安価な銀歯は変色や劣化のリスクがあり、再治療が必要になることもあります。
一方、セラミックは高額ですが耐久性があり、結果的にコストを抑えられる可能性があります。
「今の費用」だけでなく「将来的な負担」も考えて、最適な治療を選びましょう。気になる点は歯科医に相談すると安心です。
予防歯科で将来の治療費を減らす
歯の治療費を抑えるために、そもそも虫歯や歯周病にならないようにするのが一番の節約です。早めに対策をしておけば、将来的に高額な治療を受ける必要がなくなります。
【予防のポイント】
✅ 毎日の歯磨きを丁寧に(特に就寝前はしっかり)
✅ デンタルフロスや歯間ブラシを活用
✅ 糖分の多い飲み物やお菓子を控える
✅ 定期的に歯科検診を受けて、早めにケアする
歯科検診は保険適用で受けられるので、比較的安く歯の健康を守ることができます。
特に、歯石除去やクリーニングを定期的に行うと、虫歯や歯周病のリスクが減り、将来的に大きな治療を受ける必要がなくなる可能性が高いといえます。
「痛くなってから通う」よりも、「予防のために通う」ほうが結果的にお金も時間も節約できます。早めのケアで健康な歯を長く保ちましょう。
まとめ
歯科治療には、保険が適用されるものと自費診療があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
保険診療は費用を抑えながら、基本的な機能回復を目的とした治療が受けられます。
一方で、自費診療は見た目や耐久性を重視した治療を選べるため、希望に合わせた選択が可能です。
費用や治療内容の違いを知っておくことで、より納得のいく治療を受けやすくなります。
自分に合った方法を見つけるために、歯科医と相談しながら治療を進めていきましょう。
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