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予防歯科とは?むし歯にならないために今日からできること2025.05.28

「予防歯科とは何か」という考え方は、近年でますます関心が高まっています。

歯が痛くなってから治療を始めるのではなく、できるだけ早い段階でお口の変化に気づき、トラブルを未然に防いでいこうというのが予防歯科の基本的な考え方です。

定期的なチェックや、毎日のセルフケアを重ねることで、歯の健康はぐっと守りやすくなります。

本記事では、予防歯科の基本や取り組み方について、わかりやすくご紹介していきます。

予防歯科とは?

予防歯科とは?

予防歯科は、虫歯や歯周病を治す前に、できるだけ早く気づいて防いでいくための取り組みです。

歯を「治す」のではなく、「守る」ことに力を入れた考え方です。

痛くなる前に始める「先手のケア」

多くの方が「歯が痛くなってから歯医者に行くもの」と思っているかもしれません。

実は、痛みが出たときには、虫歯や歯周病がかなり進んでいることが多いのです。

歯医者さんで定期的にチェックを受けたり、歯のクリーニングをしてもらったりすることで、早めに気付いて初期段階で対処できるようになります。

だからこそ、「まだ大丈夫」と思ううちから予防を始めることが、歯を長く守るいちばんの近道です。

なぜ今、予防歯科が注目されているのか

「歯医者は治療のために行く場所」というイメージが強かったかもしれません。でも最近では、虫歯や歯周病にならないように通う“予防のための歯医者”に注目が集まっています。

歯科医院でのクリーニングや、家でのケアのアドバイスを受けることで、トラブルを防ぐことができるようになります。


例えば、スウェーデンでは80歳になっても平均20本の歯が残っているのに対し、日本では8本ほどしか残っていないという調査結果もあります。

健康な歯を守るために、定期的なケアが大切だという考えが、少しずつ広がってきています。

歯を「治す」から「守る」時代へ

今までは「歯が痛くなったら歯医者に行く」という考え方が主流でした。

しかし、一度削った歯は元に戻らないことをご存じでしょうか?

どんなに精密な詰め物や被せ物をしても、自分の歯に勝るものはありません。

だからこそ最近では、「悪くなる前にケアをする」という考え方が広まりつつあります。

歯科医院も、治療のためだけでなく、健康な歯を守る場所として通う人が増えてきました。

治療を繰り返すより、良い状態をキープする方がずっと楽ですし、身体にも優しいです。

将来もずっと自分の歯でしっかり食べて笑えるように、今から少しずつ“歯を守る習慣”をはじめてみませんか?

予防歯科を続けるメリットとは?

予防歯科を続けていくと、歯のトラブルを防ぐだけでなく、暮らしのなかで感じる安心感や心地よさにもつながっていきます。

少しずつでも予防歯科を続けることが、大きなメリットになります。

むし歯・歯周病の早期発見につながる

むし歯や歯周病は、初期のうちは痛みが出にくいため、自分ではなかなか気付けないことが多い病気です。

しかし、そのまま放っておくと知らないうちに進行してしまい、気づいたときには大きな治療が必要になってしまうケースも少なくありません。

定期的に予防歯科を受診していれば、ごく小さなむし歯や歯ぐきの異常も早い段階で見つけることができるため、治療の負担を最小限に抑えることができます。

「痛くなってから歯医者に行く」ではなく、「痛くならないように通う」という意識が、将来の自分の歯を守る大きな第一歩になります。

見た目も気持ちもすっきりする

予防歯科では、歯の表面の汚れや着色を丁寧に落とす専用のクリーニング(PMTCなど)を受けることができます。

普段の歯みがきだけでは届きにくい部分の汚れや、コーヒーや紅茶などの飲み物による着色汚れも、プロの手でしっかり除去してもらえます。

クリーニング後の歯はツルツルとして見た目にも明るくなり、口の中もすっきりとした爽快感が残ります。

また、口元がきれいになることで、自然と笑顔に自信が持てるようになり、気持ちも前向きになる方が多いです。

家族みんなで健康意識が高まる

予防歯科を習慣にすると、家族みんなの健康意識も少しずつ変わってきます。

例えば、お子さんと一緒に歯科医院に通うことで、「歯を守ることの大切さ」を自然と学ぶ機会になりますし、ご家族同士で歯みがきや食生活の話をすることも増えるでしょう。

親が予防歯科に取り組む姿勢を見せることは、子どもへの大きな手本にもなります。

また、高齢のご家族にも定期的な受診をすすめることで、将来の健康寿命を延ばすことにもつながります。

家族ぐるみで歯を大切にする意識を育てることが、長い目で見て健康な毎日を支えることになるのです。

将来の医療費を抑えることにもつながる

むし歯や歯周病などのお口のトラブルは、進行してから治療を始めると通院の回数が増えたり、費用が大きくなったりすることがあります。

一方で、予防歯科に定期的に通っていれば、病気の早期発見や軽い治療で済むケースが増えるため、結果として経済的な負担を抑えることができるのです。

「定期的に通うとお金がかかるのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、将来的にかかるかもしれない大きな治療費を防ぐという意味でも、予防はとても賢い選択です。

健康とお財布、どちらにもやさしいのが予防歯科の大きな魅力です。

歯を守ることは、健康寿命を守ること

自分の歯でしっかり噛めるということは、毎日の食事を楽しむうえで欠かせない大切な機能です。

噛む力が弱くなると、食べられるものが限られてしまい、栄養バランスが偏る原因にもなってしまいます。

また、歯をしっかり使うことで脳に刺激が伝わり、認知症の予防にもつながるという報告もあります。

歯を守ることは単に「食べるため」だけでなく、いくつになっても元気で自立した生活を送るための、大切な土台となるのです。

予防歯科で行うこと

予防歯科で行うこと

予防歯科では、歯の健康を守るために、歯科医院で受けるケアと毎日のセルフケアを組み合わせて進めていきます。

ちょっとした心がけで、将来のトラブルを防ぐことにもつながります。

歯医者で受けるプロのケア(プロフェッショナルケア)

予防歯科の大きな柱のひとつが、歯科医院で受ける「プロフェッショナルケア」です。

毎日しっかり歯を磨いていても、どうしても奥のほうや歯と歯ぐきの間など、届きにくい場所に汚れが残ってしまうことがあります。

汚れを落としにくい場所にたまった歯垢(プラーク)や歯石は、虫歯や歯周病のもとになりやすいため、定期的にプロの手でしっかり取り除くことが大切です

また、歯や歯ぐきの状態もあわせてチェックしてもらえるので、自分では気づきにくい小さなトラブルも早めに見つけてもらえます

自宅でできる正しいセルフケア

予防歯科を続けていくうえで、毎日のセルフケアもとても大切です。歯みがきは誰もが習慣にしていますが、「正しく磨けているかどうか」で予防の効果はずいぶん変わってきます

歯科医院では、ひとりひとりのお口の状態に合わせて、やさしく丁寧にブラッシングのコツを教えてもらうことができます。

また、デンタルフロスや歯間ブラシなど、補助的な道具を使うことで、よりすみずみまでお口の中をきれいに保つことができます

慣れないうちは少し面倒に感じるかもしれませんが、日々の習慣が、将来の大きなトラブルを防ぐ大きな力になります

クリーニング(PMTC)で歯をピカピカに

PMTCとは、歯科医院で行う専門的な歯のクリーニングのことです。

毎日丁寧に磨いていても、どうしても歯ブラシの届かないところには汚れが残ってしまいます。

歯ブラシの届かない場所には、細菌が集まった「バイオフィルム」というかたまりができることがあり、これが虫歯や歯周病の原因になることもあります

PMTCでは、専用の器械を使って、こうした汚れをすみずみまでしっかり取り除き、歯の表面をツルツルに仕上げてくれます

定期的に受けることで、お口の中がさっぱりして、気分もリフレッシュできますし、見た目もより明るく感じられるようになります

予防歯科の費用や通院のペースについて

予防歯科を続けるには、通うペースや費用のことなど、気になることが出てくるかもしれません。

無理なく続けていくためにも、あらかじめ大まかな目安を知っておくと安心です。

通院は3か月に1回が目安

予防歯科に通うタイミングは、おおよそ3か月に1回がひとつの目安とされています。

歯のクリーニングを受けても、時間がたつにつれて少しずつ歯垢や歯石がたまりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。

病気のリスクを減らすためにも、定期的に歯科医院でチェックを受けることがとても大切です

ただし、お口の状態は人によって異なります。虫歯ができやすい方や、歯周病のリスクが高い方などは、1〜2か月に一度の通院がすすめられることもあります

気になる方は、診察時に歯科医師と相談しながら、自分に合ったペースを決めていくと安心です。

保険診療と自由診療の違いを知っておこう

予防歯科にかかる費用には、保険が使えるケースと、自由診療になるケースがあります

例えば、歯周病の治療を目的とした歯石除去などは保険が適用されることが多く、3,000円〜5,000円ほどで受けられることもあります

一方で、PMTCという専用の機器を使った歯のクリーニングや、見た目のきれいさを整えるケアなどは、自由診療となり、費用が5,000円〜1万円以上になることもあります

どこまでが保険の対象になるか、あらかじめ歯科医院で確認しておくと、安心して通いやすくなります。費用面が不安なときは、遠慮せず相談してみてください。

まとめ

予防歯科は、痛くなってから歯医者に通うのではなく、歯をできるだけ長く健康に保つための前向きな取り組みです。

歯科医院でのプロのケアと、毎日の丁寧なセルフケアを組み合わせることで、虫歯や歯周病のリスクを減らし、将来的な医療費の負担も抑えることができます。

さらに、自分の歯でしっかり食べることは、体の健康や気持ちの明るさにもつながります。

自分自身や大切な家族のためにも、予防の習慣をゆっくりと始めてみてはいかがでしょうか。

当院は武蔵小金井駅から徒歩6分の立地にある地域密着型の歯医者です。
マイクロスコープを使った精密な診療で、できるだけ削らず、歯を大切にした治療を行っています。
「歯医者は痛くてこわい…」という方にも安心して通っていただけるよう、痛みに配慮したやさしい治療を心がけています。
また、院内はバリアフリーなので、小さなお子さんからご高齢の方まで安心です。
近年では「予防こそ最良の治療」との考えのもと、特に予防歯科にも注力しております。
お口の健康が気になる方は、ぜひ気軽にご相談ください!

監修者の写真

記事監修

大樹歯科治療院

院長 伊藤 拓太

日本顎顔面歯科学会、日本歯内療法学会 所属

大樹歯科治療院について



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