歯医者に飛び込みで行くのはアリ?予約無しで受診するときのポイント2025.06.23
歯が急にズキッと痛み出すと、どうしていいか戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
予約をしていないと「診てもらえるのかな?」と不安になる方も多いでしょう。
忙しい日常の中で、痛みを我慢したり、様子を見たりしてしまうこともあると思いますが、早めの対応が大切です。
本記事では、飛び込みで歯医者に行くときに知っておきたいポイントを、分かりやすくご紹介します。
急に歯が痛くなった…予約無しで歯医者に行ける?

突然歯が痛くなったとき、予約無しで歯医者に行っても診てもらえるのか、不安になる方も多いと思います。
ここでは、急に歯が痛くなったときの対応について分かりやすくご紹介します。
飛び込みでも診てもらえることはある?
歯医者さんは基本的に予約制が多いですが、診察状況次第では予約無しでも診てもらえることがあります。
特に、虫歯がズキズキと痛むときや、詰め物や被せ物が外れてしまったとき、顎や顔が腫れているときなどは、歯科医院も「急患」として受け入れてくれる可能性が高まります。
ただし、その時の混み具合によっては、すぐの診療が難しい場合もあります。
初めて行く歯医者さんでは問診票の記入や検査が必要なこともあるため、できれば事前に電話で相談しておくのがおすすめです。
緊急性が高いと受け入れられやすい
歯が急に痛くなったり、転んで歯が欠けてしまったりしたときは、歯医者さんでも早めの対応が必要と判断されることが多く、予約無しでも診てもらえることがあります。
特に、虫歯の痛みが神経まで届いている場合や、顎や顔が大きく腫れているような場合は、そのまま放っておくと悪化することもあるため、応急処置をしてもらえる可能性が高いです。
一方で、痛みがあまり強くなかったり、歯が少し欠けた程度の軽いトラブルの場合は、別の日に改めて予約を取って来院するよう案内されることもあります。
事前に電話をするだけでも受診がスムーズに
急に歯が痛くなって「今すぐにでも歯医者に行きたい」と思ったときこそ、まずは一度電話で問い合わせてみるのがポイントです。
直接向かうこともできますが、予約優先の歯科医院ではすぐに診てもらえないことも多いです。
事前に症状を伝えておくことで、空いている時間を案内してもらえたり、スムーズに対応してもらえたりします。
初めての来院だと、問診票の記入や説明などに少し時間がかかることもありますが、事前に連絡を入れておけば、準備も進めてもらえます。
ちょっとした手間に思えるかもしれませんが、安心して受診するためにも、電話でひと声かけることをおすすめします。
飛び込み受診が必要になる主なケース
急な歯のトラブルに気づいたときは、「今すぐ診てもらったほうがいいかも」と感じることもあると思います。
よくあるケースをいくつかご紹介します。
虫歯がズキズキ痛むとき
虫歯の痛みは、ある日いきなり始まることがあります。
特に、虫歯が深く進んで神経にまで達している場合には、ズキズキと疼くような痛みが出て、食事や会話が辛く感じることもあります。
虫歯は、時間が経っても痛みが治まることはあまりなく、放っておくとさらに悪化してしまうこともあります。
虫歯の症状があるときは、出来るだけ早く歯医者さんに相談すると安心です。
多くの歯科医院では、急な痛みに対しては予約無しでも診てもらえることがありますが、混み具合によっては待ち時間が長くなることもあります。
そのため、事前に電話で問い合わせておくとスムーズです。
詰め物・被せ物が取れたとき
ごはんを食べているときや歯を磨いているときに、詰め物や被せ物がポロッと取れてしまうことは意外とよくあります。
特に奥歯は力がかかりやすく、長く使っていると外れてしまうことがあります。
取れたところをそのままにしておくと、歯がしみたり、噛みにくくなったりするだけでなく、虫歯が進みやすくなる恐れもあります。
外れた詰め物や被せ物に壊れた部分がなければ、元に戻せることもありますが、変形している場合などは作り直しになることもあります。
出来るだけ早めに歯科医院に相談することで、不快感を和らげる応急処置をしてもらえることがあります。
顎が腫れたり、顔が痛むとき
朝起きた時やふとした瞬間に、「なんだか顎が腫れてるかも…」と感じたり、「顔の一部が痛い」と気付いたりすることがあります。
歯の痛みや腫れといった症状があるときは、お口の中で炎症が起きている可能性があります。
例えば、親知らずのまわりが腫れていたり、歯の根の奥で膿が溜まっていたりするケースが考えられます。
そのままにしておくと、腫れがどんどん広がったり、熱が出たりすることもあるため注意が必要です。
多くの歯医者さんでは、強い痛みや腫れを「急なトラブル」として受け入れてくれることがあります。
ただし、炎症が強いときは、痛みを抑えるお薬や応急処置が優先され、本格的な治療は後日になる場合もあります。
飛び込みで歯医者に行くときに気を付けたいこと

予約無しで歯医者さんに行くときは、知っておくと安心できるポイントがいくつかあります。
よくある注意点について、事前に確認しておきましょう。
待ち時間が長くなることもある
ほとんどの歯医者さんは予約制で診療を行っているため、予約をせずに行った場合、その時の混み具合によってはしばらく待つことになるかもしれません。
特に平日の夕方や土曜日などは患者さんが多く、診てもらえるまでに時間がかかることがあります。
「とにかく早く診てほしい」という気持ちが強いと、待ち時間が長いことにがっかりしてしまうかもしれませんが、症状が急を要する場合には、なるべく順番を調整してもらえることもあります。
来院の前に「今から行って大丈夫か」を電話で聞いておくと、安心して足を運べます。
応急処置だけで終わる場合もある
歯が急に痛くなったり、詰め物が取れてしまったりして慌てて歯医者さんに行ったとき、その日のうちにしっかり治療が終わるとは限りません。
痛みを和らげたり、仮のふたをして様子を見るといった応急処置だけで終わることもあります。
特に初めての来院では、お口の中をしっかり診てもらうために時間を取る必要があり、その場で全部は進められないこともあります。
とはいえ、その場で少しでも楽になれるように対応してもらえるので、「ひとまず相談してみる」くらいの気持ちで足を運んでみても大丈夫です。
初めての受診は診察までに時間がかかることも
初めて行く歯科医院では、まず受付での手続きや問診票の記入から始まります。
現在の症状や体調について丁寧に確認したうえで、必要があればレントゲンなどの検査も行われます。
そのため、既に通っている人に比べて、診察までの流れに少し時間がかかることがあります。
体調がすぐれないときや、気持ちが焦っているときには、待つ時間が長く感じられるかもしれません。
飛び込み受診までにできる応急処置
歯の痛みや違和感に気づいたとき、すぐに受診できないこともあります。
そんなときに自宅でできる、簡単な応急処置をいくつかご紹介します。
鎮痛剤で痛みを抑える
虫歯や歯ぐきのトラブルで「何だか痛いな」と感じたときは、市販の鎮痛剤を使って、少しでも辛さを和らげておくのがおすすめです。
痛みが強くなってから飲むより、「ちょっと痛みそうかも」というタイミングで飲んでおいたほうが、効き目もスムーズに出やすくなります。
薬が苦手な方は無理をしなくていいですが、飲み慣れているものがあれば、無理のない範囲で使ってみてくださいね。
患部を冷やして炎症を落ち着かせる
歯や顎のあたりがジンジンと痛んだり、少し腫れてきた感じがするときは、冷やしてあげることで少し楽になることがあります。
保冷剤をハンカチやタオルでくるんで、頬にそっと当ててみてください。あまり長く当てすぎず、10〜15分くらいを目安に冷やしてみるのがポイントです。
冷たさで血の流れがゆるやかになって、炎症が少し落ち着いてくることがあります。
ただし、肌が冷たさに敏感な方は、強く押し当てすぎないようにしましょう。
「少しでも痛みが和らぐといいな」くらいの気持ちで、無理なく試してみてください。
塩水うがいでお口を清潔に保つ
歯が痛かったり、歯ぐきが腫れているときは、お口の中をなるべく清潔に保つことがとても大切です。
ぬるま湯に少しだけ塩を入れて、やさしくうがいをしてみましょう。
塩水には殺菌作用があり、口の中の汚れや細菌を洗い流すのに役立ちます。
作り方は簡単で、コップ1杯のぬるま湯に塩をほんのひとつまみ加えるだけでOKです。
強くゆすがなくても大丈夫なので、やさしく口の中をゆすいでみてください。
痛いところを舌で触ったり指で押さえたりすると、かえって悪化してしまうこともあるので、そっとしておくのが安心です。
まとめ
歯の痛みやトラブルは、ふいにやってくることもあり、どうしたらいいか迷うこともあると思います。
予約無しでの飛び込み受診ができる歯医者さんもありますが、混み具合や症状によってはすぐに診てもらえないこともあります。
そんなときは、まず電話で相談してみると気持ちが少し落ち着くかもしれません。
痛みを抑える方法や応急処置も、知っておくだけで安心につながります。慌てず、無理のない範囲で対応していきましょう。
東京都小金井市・武蔵小金井駅徒歩6分の大樹歯科医院では、基本的にはご予約制ですが、空き状況に応じて飛び込みの診療にも柔軟に対応しています。
急なトラブルの際は、まずはお気軽にお電話ください。
